よくあるご質問

FXのスプレッドは狭ければ狭いほど良いのか

FXのスプレッドは狭ければ狭いほど良いのか
鈴木拓也

FXのスプレッドは狭ければ狭いほど良いのか

手数料じゃないのに「ベストプライス宣言!」なのか…?

世間の証券/FX会社がこぞって「スプレッド縮小」を実施している昨今ですから、
「スプレッドが縮小されると、なんとなく得する感じがする!」
という事までは判っていたとしても、
「でもスプレッドってそもそも何なの? 実際なぜ狭い方がいいの?」 FXのスプレッドは狭ければ狭いほど良いのか
という疑問をお持ちの方も多いと思います。
FX自体の初心者向け解説であれば、カブヨムコラムの[初心者流FX投資法]をお読みいただくとよくお判りかと思います。この記事では「FXの取引コスト」であると言われるスプレッドの構造を徹底的に解説してまいります。そして最後には「auカブコム証券では以前に比べてどれくらいオトクなスプレッドになったのか」まで迫っていきましょう。

そもそもFXのスプレッドはなぜ、狭い方がいいのか。

さて、まず前提です。店頭取引(OTC)のFXにおいては、「取引手数料」を2000年代から無料としている証券/FX会社が多く、当社の主力FXであり店頭取引である「シストレFX」においても、今も昔も取引手数料は無料です。なので、
「FXってもともと取引コストが無いのではないか…?」
とお考えの方も多いと思います。でもこれは、違います。

大多数のFXには必ず、売値と買値の二つのレートが存在します。そして取引手数料が無料となっている代わりに、売値と買値が常に異なります。投資家は、全く同時期に取引したとしても、 売値より高い値段で買い、買値より安い値段で売るしかない ように値段(レート)が設定されているのです。そしてこの「売値と買値の差」こそが「スプレッド」と言われています。
つまりこの売値と買値の差が、
「取引コスト=手数料の代わり」
となっているのです。

○当社「シストレFX」のユーロ/円取引画面①

当社「シストレFX」のユーロ/円取引画面①

○当社「シストレFX」のユーロ/円取引画面②

当社「シストレFX」のユーロ/円取引画面②

そして時間が少し経ち、ユーロ/円レートが少し上がったため、買ったポジションを決済(売り戻す)したとしましょう。その場合は「BIDレートで売ることしかできない」ようになっています。つまり120.649円、これがお客様の売値になります。
結果、120.649円-120.633円=0.016円、がお客様の利益となります。1万ユーロであれば僅か数分で160円の利益が出たことになります。
しかしこの160円の利益というのは、 既にスプレッドという取引コストを差し引かれた後の純利益 である事を覚えておきましょう。実際、買値(ASK)の方が常に高いわけで、仮に
「買値(ASK)で買って買値(ASK)で売り戻す」ことができたとしたら、200円の利益が出たわけです。実際には絶対できませんが…。

○スプレッドのあるFX取引の模式図

スプレッドのあるFX取引の模式図

つまり 200円-160円=40円、これこそがお客様が「取引コスト」 としてトレードと関係なく徴取されたことになります。さらに、これはレートが微動だにしないイーブンの取引時であっても、はたまた損切りの時であっても、必ず徴取されてしまうものです。特に損切りの時は、損失額にプラスして取られますので、辛いとお感じになられる場合も多いかと思います。

FXのスプレッドは、人気のあるユーロ/円の1万通貨の取引であっても、利益/損失に関わらず標準スプレッド提示時では40円が必ず取られてしまいます。
なのでここでの結論としましては、
「スプレッドは狭ければ狭い方が良い」
という事になるのです。

どれだけオトクになった?auカブコムの「FX取引コスト」徹底検証

○2019年11月のシストレFXスプレッド縮小の概要

通貨ペア名 変更前(※2) 変更後(※2) OFF率
米ドル/円 0.3銭 0.2銭 33%OFF
ユーロ/円 1.0銭 0.4銭 60%OFF
ユーロ/ドル 0.8pips 0.2pips 75%OFF
ポンド/円 1.8銭 0.7銭 61%OFF
ポンド/ドル 1.8pips 0.7pips 61%OFF
豪ドル/円 1.2銭 0.4銭 66%OFF

180円が70円…つまり差額110円…。これは前述のBrexit問題を受けて「値動きが読みやすい」と人気のポンド/円の数字ですが、ちなみに1分間の値幅(値が動いた幅=高値と安値の差)は、直近2020年1月3日(営業日1日間)の平均で0.032円程でした。今回のスプレッド縮小分は、0.011円分ですので、1分間の平均値幅の約34%をも占める分が、オトクになったという事になります。1万通貨だと…、なんと損益にして110円分です。
FXでは建玉保持期間が数秒~数分間といった「スキャルピング」という取引手法が隆盛を極めるほどに、短い取引が主流とも言われておりますので、1分間の平均値幅の3分の1以上を占めるスプレッド縮小は多くの方が大きなオトク感を得られるものと思います。逆に言えば、約34%分、値動きを待たなくても儲けられるようになった、という事です。
これが1時間の平均値幅(集計期間2019年12月1日~31日)になると、0.226円と格段に幅広くなりますが、それでも約5%を占める事となります。時間単位で取引を完結させる手法は、FXの世界でデイトレードなどと言われますが、デイトレードでも5%分のウエイトを占めるわけなので、これもそれなりのオトク感を得られるはずです。

まとめです。ここで判ったことは二つです。
「auカブコム証券では、最大75%OFFのスプレッド縮小=FX取引コスト削減を行った」
「そもそもFXのスプレッド縮小は、短期の取引になればなるほど、オトク感を得られる。」
という事ですね。以後、お見知りおきを。

みんなのFX評判・口コミを徹底解説|メリット・デメリットを紹介!

みんなのFX

スプレッドが狭い

https://min-fx.jp/start/aboutspread/

スプレッドとは売る時と買う時の差額のことで、顧客が支払う手数料のことです。

スプレッド

https:FXのスプレッドは狭ければ狭いほど良いのか //min-fx.jp/strength/

これだけスプレッドが狭いと短期間に取引を繰り返す短期トレードでも手数料を最小限にできます。

スワップポイントが高い

2つ目のメリットはスワップポイントが高いことです。

スワップポイントが高い

https://min-fx.jp/lineup/fx/service/swap/

みんなのFXでは、トルコリラやメキシコペソといった高金利通貨を扱っているので、高いスワップポイントが得やすいです。

システムトレードも利用可能

3つ目のメリットはシステムトレードが利用可能なことです。

システムトレードも利用可能

https://min-fx.jp/start/first/st/about/

システムトレードは決められたルールに従って機械的に継続して行う自動取引のことです。

サポートが充実

4つ目のメリットはサポートが充実していることです。

このようなメリットがありますのでまずは公式サイトを確認してみて下さい。

みんなのFXのデメリット

みんなのFXにはどのようなデメリットがあるのでしょうか。

ニュース取扱数が少ない

1つ目のデメリットはニュース取扱数が少ないことです。

FXに関するニュース配信はFXi24、Market Win24、フィスコ、ロイター、ダウジョーンスなどがしていますが、みんなのFXはFXi24しか配信していません。

早朝にスプレッドが大きくなりやすい

みんなのFXが向いている人

みんなのFXが向いているのはどのような人でしょうか。

短期取引で利益を上げたい人

短期取引で利益を上げたい人はみんなのFXでの取引が向いています。

スプレッドは取引のたびに支払わなければならない手数料ですので、スプレッドが狭い、すなわちスプレッドとして支払う金額が小さければ取引コストを下げることができます。

スワップ狙いの人

スワップ狙いの人もみんなのFXでの取引が向いています。

みんなのFXはトルコリラやメキシコペソなどの高金利通貨を取り扱っていますので、高いスワップポイントを得やすいFX会社です。

システムトレードを利用したい人

システムトレードをしたい人にとってもみんなのFXでの取引が向いています。

みんなのFXを申し込むとき、みんなのシストレも同時に申し込みますので面倒な手続きなしでシステムトレードを利用できる環境が整っています。

みんなのFXが向いていない人

メンテナンスで取引チャンスを失いたくない人

メンテナンスで取引チャンスを失いたくな人は、みんなのFXでの取引が不向きです。

メンテナンスで取引チャンスを失いたくない人

https://min-fx.jp/maintain/

日次メンテナンス(米国時間)月曜日 AM6:00~AM6:25
火曜日~日曜日 AM6:50~AM7:10(米国標準時)
火曜日~日曜日 AM5:50~AM6:10(夏時間)
週次メンテナンス土曜日 PM0:00~PM6:00

大口取引をしたい人

大口取引をしたい人もみんなのFXでの取引が不向きです。

みんなのFXの口座開設手順

みんなのFXの口座開設手順

https://min-fx.jp/support/flow/

FXのスプレッドとは?意味や計算方法、取引コスト、手数料について解説

1pipsは0.01になるので、スプレッドのコストは「0.01セント×10万通貨×1pips=1000セント」です。
1ドルが100セントなので10ドルに換算することができます。
そして取引手数料は3pipsですから、「0.001セント×10万通貨×3pips=3000セント(30ドル)」です。
スプレッド(10ドル)+取引手数料(30ドル)となり、レートが1ドル100円なので日本円に換算すると計4000円の取引コストがかかる計算です。

スプレッドの広い・狭いとは

スプレッドが広いとは

むしろ、小さな値幅を狙う取引を繰り返す方が、取引コストは掛け算的に増大するので注意が必要です。

スプレッドが狭いとは

ただし、スプレッドは狭ければ良いという訳ではなく、安定感こそ大切になります。 FXのスプレッドは狭ければ狭いほど良いのか
なぜなら、肉眼では追えない速度でスプレッドが開閉している場合もあり、FX業者によっては不利な値で約定させる可能性があるからです。

※ちなみに、当社GEMFOREXのノースプレッド口座では、低スプレッドでのご利用が可能です。
例えば、米ドル/日本円で0.0pips(平均0.3pips)、ユーロ/米ドルでも0.0pips(平均0.3pips)です。
海外FX業者の中でもGEMFOREXはスプレッドが狭い傾向にあるので、詳しく知りたい方は以下の記事を併せてご覧ください。

スプレッドの原則固定とは

  1. 経済的な事件が発生した場合
    大地震などの天変地異や地政学上の政変、大企業の経営破たんなど、経済的な事件による予想外の事態が発生するとスプレッドは拡大する可能性があります。
  2. 重要な経済指標の結果発表で予想外のハプニングが発生した場合
    米雇用統計や政策金利の発表など、重要な経済指標の結果発表のときに市場が予想していなかったハプニングが発生した場合です。
  3. 市場の流動性が低下している時間帯
    市場の流動性が低下している時間帯です。
    例えば、主要金融市場の休場日・休日明けのマーケットオープン時・マーケットクローズ間際などが該当します。

FX取引で2WAYプライスが採用されている理由

1つ目の2WAYプライスが採用される理由は、スプレッド、つまり取引コストがどのくらいか気が付きやすくなるからです。

そして、2つ目の理由は不正なレートの出現防止です。
例えば、買値しか表示していないと、決済時に大きなスプレッドが隠れている可能性があります。

スプレッドだけでFX業者を選んではいけない理由

しかし、スプレッドだけでFX業者を選ぶのは間違っています。
なぜなら、スプレッドが狭くても約定力が低いと取引コストは大きくなるためです。

<A会社>
・スプレッド:1.0pips
・約定力:90%
<B会社>
・スプレッド:1.2pips
・約定力:99%

これだけ見るとA会社の方が取引コストはお得に感じますよね。
それでは100回取引を行い、A会社では1回-3pipsのスリッページが10回発生し、B会社では1回-3pipsのスリッページが1回発生した場合に、スリッページも含めた取引コストは何円になるでしょうか?

<A会社>
・スプレッドのコスト:1.0pips×100回=100pips
・スリッページのコスト:3.0pips×10回=30pip
合計130pips
<B会社>
・スプレッドのコスト:1.2pips×100回=120pips
・スリッページのコスト:3.0pips×1回=3.0pip
合計123pips

B会社の方が取引コストは安くなっています。
取引コストを重視して海外FX業者を選ぶなら、スプレッドだけでなく約定力が高いことも重要です。

GEMFOREXのノースプレッド口座がおすすめ

スプレッド重視で海外FX業者を選ぶなら、スプレッドが狭いGEMFOREXをおすすめします。
GEMFOREXにはオールインワン口座とノースプレッド口座がありますが、ノースプレッド口座はスプレッドの狭さに特化した口座です。

たとえば、ドル円なら最小スプレッドは0.0pips、平均スプレッドも0.3pipsほどです。
他の海外FX業者にもスプレッドの狭さに特化した口座はありますが、スプレッド以外に取引手数料がかかります。
しかし、GEMFOREXのノースプレッド口座は取引手数料がかからず、スプレッドだけで取引ができます。

また、スプレッドが狭いと約定力が気になるところですが、GEMFOREXは「平均0.78秒以内に99.99%の約定率」という高い約定率を誇ります。
これは、10000回の取引で1回約定しないかどうかのレベルです。

狭いスプレッドを活かした取引方法にスキャルピングがありますが、海外FX業者の多くはスキャルピングを禁止しています。
GEMFOREXは公式にスキャルピングを認めている海外FX業者なので、スプレッドが狭いだけでなく狭いスプレッドを活かせる環境も整っています。

まとめ:スプレッドを理解してFX取引をしよう

※ちなみに、GEMFOREXのオールインワン口座・ノースプレッド口座のレバレッジは1,000倍です。
スプレッドは小さめなので、自己資金を抑えて資金効率を高め、少ない証拠金で大きな利益を追求できます。
ぜひこの機会に、スプレッドが狭いGEMFOREXで口座開設してみませんか。

FXスプレッドとは?比較一覧と隠れた手数料の真実

初心者

初心者

鈴木拓也

鈴木拓也

すると、買値と売値はスプレッド分だけレートが違いますので、その分だけ損をしていることになります。

スプレッド分だけ投資家は損をする

逆に、狭ければ狭いほど、その損を小さくできるので、FX会社を選ぶ際には 「一番スプレッドが狭い」ところを選ぶのは必須 と言えるでしょう。

スプレッドは原則固定で例外あり

FX会社のスプレッド表記をみると、スプレッド数値の横に 『原則固定』 の文字があります。

そしてこれが後に説明するスプレッド以外の隠れた手数料である 「約定力」と「レートの安定性」 にも関係してきます。

スプレッドに差が生じる理由

トレーダーはFX会社を通じて注文するわけですが、そのFX会社は複数の銀行や証券会社と提携しており、インターバンク市場の為替レートを使ってFX会社のレートが決まっています。

スプレッド以外の隠れた手数料

それは、隠れた手数料とも言える 「約定力」と「レートの安定性」 です。

FX会社の約定力とスリッページ

約定力とは表示されているレートで実際にどの程度約定(取引締結)するのかを示したものです。

これを 「スリッページ」と呼び、隠れたスプレッド を意味します。

スリッページの仕組み

なぜなら、スリッページで表示レートよりも悪いレートで成約になれば、 その分、広いスプレッドで取引していることになりますので。

FXのスプレッドとは?各社比較と計算方法を徹底解説!

FXのスプレッド比較

本記事でスプレッドが狭いFX口座として紹介しているのは、SBI FXトレード、外為どっとコム、GMOクリック証券の3つです。それぞれの特徴を簡単に以下にまとめました。
SBI FXトレード:業界最狭水準のスプレッドの狭さ。少額投資に向いている。
外為どっとコム:スプレッド縮小キャンペーンが豊富。たくさん取引したい方向き。
GMOクリック証券:FX取引高が世界1位 ※ 。さまざまな投資スタイルに柔軟に対応できる。
通貨ペア数など詳細を知りたい方は、ぜひ記事内をチェックしてみてください。
※ファイナンス・マグネイト社調べ2020年1月~2021年12月

  • 銭を円換算する。
    1銭=0.01円なので、「0.2銭=0.002円」
  • 1万通貨×0.002円=20円

FXのスプレッドは、 通貨間で生じる交換レートの差 によって生じます。通貨交換をイメージすると分かりやすいかもしれません。
・日本円→ドル:1ドル120円41銭
・ドル→日本円:1ドル110円41銭
のとき、日本円でドルに交換して、すぐにドルで日本円を戻すと10円の損失となります。この10円という差額がスプレッドと呼ばれるものです。

  • スプレッド=Bid(売値)とAsk(買値)の差=取引に生じる「コスト」
  • スプレッドが狭い=手数料が安い・スプレッドが広い=手数料が高い
  • 手数料の計算は「通貨取引量×スプレッド」
  • 通貨取引が多ければ多いほど コストが増大 する
  • FXのスプレッドは狭ければ狭いほど良いのか
  • 「銭(せん)」は日本円と外貨の組み合わせで使用するスプレッド単位(1銭=0.01円)
  • 「pips(ピップス)」は日本円以外の外貨の組み合わせで使用するスプレッド単位(1pip=1銭)
  • スプレッドは為替市場の相場に影響されて常に変動している
  • 多くの証券会社では投資がしやすいように一定期間スプレッドを原則として固定している

・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等を提供する企業等の意見を代表するものではありません。
・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等の仕様等について何らかの保証をするものではありません。本記事で紹介しております商品・サービスの詳細につきましては、商品・サービスを提供している企業等へご確認くださいますようお願い申し上げます。
・本記事の内容は作成日または更新日現在のものです。本記事の作成日または更新日以後に、本記事で紹介している商品・サービスの内容が変更されている場合がございます。
・本記事内で紹介されている意見は個人的なものであり、記事の作成者その他の企業等の意見を代表するものではありません。
・本記事内で紹介されている意見は、意見を提供された方の使用当時のものであり、その内容および商品・サービスの仕様等についていかなる保証をするものでもありません。

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